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バングラデシュの村

村のお茶屋 村のお茶屋

バングラデシュの見どころはなんと言っても「村」です。

見どころが「村」とは不思議な感じがするかもしれませんが、村に行けば道があって、人がいて、そして家族がいます。ベンガル人は家族をとても大切にしています。家族と一緒にご飯を食べること、おしゃべりすることが大好きです。

村のお茶屋春の村の風景

バングラデシュの農村は郷愁を誘います。時間が止まったかのようなのんびりとした世界が広がっています。あたり一面に広がる田んぼは、季節によって緑の絨毯であったり、収穫期には黄金が当たり一面に広がっています。自然と一体となった生活は、日々忙しい世界で疲れきった心と体を癒してくれることでしょう。

牛と村人牛と村人


太陽が沈み始め、空が青色から夕焼けそして宵闇へ、今も昔も変わらない風景がそこに広がります。月明かりの明るさに気付いたり、満天の星空の下、蛍が飛び交う幻想的なシーンに出会うこともあり、そのときにはその美しい風景に心奪われることでしょう。自然豊かな風景は、忙殺されて疲れてしまった心と体をきっと癒してくれることでしょう。

家族の概念も日本のように「お父さんとお母さんと私と妹」ではなく、叔父さん家族も伯母さんの兄弟家族もみんな家族です。お祭りやお祝い事には親戚が大勢集まっておもてなしします。精一杯のご馳走を振舞い、延々おしゃべりをする。

カラシナの花 カラシナの花

そんな彼らは外から来た私たちも家族として暖かく迎えてくれます。自分の国から離れバングラデシュへ来た私たちを血はつながっていなくても家族のひとりとして接してくれ、ガスや電気のない家でもかまどで作った食事を「もう食べられない!」というまでご馳走してくれます。

知らぬ訪問者に子供達は目を輝かせ、大人たちはお茶やお菓子を振舞ってくれます。その歓迎ぶりは、時にそっとしておいてほしいと思うほどですが、村を訪れる多くの方々がリピーターとなってしまうほどの素朴で温かなもてなしなのです。

村のお茶屋ジュートの収穫

そんな村では夜にふと周りを見回せば、ほのかな光を放ちながら揺れる蛍や広い空を横切る星々が見えることでしょう。昼間の懐かしい田園風景や草木の香りに、心身ともに癒されることでしょう。雨季には湖に、乾季はカラシナの花畑と田んぼの景色も季節に合わせて刻々と変化していきます。

また村には、何百年も伝承されてきた音楽、踊り、絵画、刺繍、芝居などの民俗芸能がそのまま残されています。芸達者な村人たちは訪れる人々の心を惹きつけて離さないことでしょう。