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どこまでも続く砂浜、高くそびえる絶壁、寄せる波、珍しい巻貝、色とりどりの仏塔や寺院、そしておいしい魚介が楽しめるコックスバザールは国内随一のツーリストスポットです。
長いビーチがあることで有名なこの地は、深い森に覆われた絵のように美しい丘陵を背に、ベンガル湾の青い海に向かって傾斜しています。適度にあたたかく、鮫のいない海は海水浴はもちろん、砂浜での日光浴にも最適です。波の向こうに沈む太陽も美しく、地元のラカイン族が作る葉巻や手織物など、コックスバザールならではの品を探してマーケット巡りをするのもおすすめです。
川を境にミャンマーと国境を接するコックスバザールではミャンマー系の人々の料理を楽しむことができます。もち米のようなお米を使ったちまきやそうめんのようなミャンマーそばなど、バングラデシュの他の地域では食べることができないものが、ここでは味わうことができます。
近郊の観光スポットとしては、小高い丘から山と海の景色の両方が楽しめるヒムチョリや隣国ミャンマーとの国境をナフ川から見られるテクナフ、仏教寺院のあるラム、素朴なソナディア島や国内唯一の珊瑚の島セントマーチン島へのアイランドホッピング、静かなイナニビーチなど、見所はたくさんあります。訪れる人は忘れられない思い出ができることでしょう。
・シーズン
10月~3月の乾季
・所要時間
ダッカから車・バスで約10時間。飛行機で約1時間半(チッタゴン経由)。
チッタゴンから152km、車・バスで約4時間。
コックスバザールより南へ35kmの場所にあるイナニビーチ。側には緑の丘があり、ビーチに広がる砂に足を踏み入れると音を奏でます。
コックスバザールより車で約2時間のテクナフから海を隔てて船で48kmの先、国内唯一の珊瑚の島・セントマーチン。ナリケル・ジンジラ(椰子の島)と地元民に名づけられた面積わずか8km2のこの島は亜鈴の形をしており、ゆっくりと南国気分を味わえます。コックスバザールの各ホテルから日帰りツアーがでています。もし時間に余裕があるならば、セントマーチンで1泊することをお勧めしたいです。宿泊施設の設備は完璧ではないものの、静まりかえった島で波の音を聞きながら夜を過ごすことのできる場所でもあります。
その面積9平方kmのこの地はコックスバザールから約7km先にある素朴な島。島の西側へ行くと様々な種類の貝を見つけることができます。また北部へ行くと、一枚貝が並んでいます。冬期になると、一時的に多くの漁師達が海で取った魚を干すためにこの島へ住んでいます。
コックスバザールから海を隔てた島、モヘシュカリは面積268km2あり、島の中心は低い丘、西と北にはマングローブ林に縁取られています。モナニック・ヒル(丘)にはヒンズー教のシバ神を祭るアディナス古院があり、その隣には仏教寺院があります。
コックスバザールから約16km手前のチッタゴン・カプタイリンクロード沿いにあるラムは典型的な仏教徒の村です。
村には数々の美しい仏塔や金や銅などの金属に貴重な石を嵌め込んだ仏像があります。その中のひとつ、バンカリ川村落にある仏塔の中には6フィートの台座の上に4mもの高さを誇るブロンズ像があります。ここでは17世紀の遺跡や珍しいミャンマーの手工芸品、少数民族のムロン、チャクマ、マルマ族の生活を垣間見ることもできます。