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ダッカからチッタゴンへ向かうとその風景に丘が現れ、平野の多いバングラデシュの中でも丘陵地帯を持つチッタゴン地方に入ったことが感じられます。
首都ダッカから車で約6時間。バングラデシュ第2の都市チッタゴンは、国内最大の国際港を持つ商業都市。多くの企業が進出しています。
美しく整備されたこの共同墓地には、第2次世界大戦で亡くなった英連邦および日本人兵士ら700名が眠っています。見学自由。
チッタゴン郊外、パノラマの風景の中にある小さな丘と島です。ピクニックに最適なフォイズ湖には、さまざまなアトラクションもあり、幅広い世代に人気のピクニックスポットです。
ベンガル湾とコルノフリ側の交わった場所近くに広がる、ポテンガビーチ。地元の人々はここでサンセットを楽しんでいます。
バングラデシュに住む12の民族およびオーストラリア、インド、パキスタンの民族についての展示もあるこの博物館では、新たな面からバングラデシュという国を見ることができる場所です。
訪問者が絶えない聖者廟には、多くの亀と魚が住む大きな池があることでも有名です。
フェアリーヒルに位置する旧裁判所博物館。この丘から見るチッタゴンの景色はおすすめです。
チッタゴンより約37km。アジア大陸で最も古い寺院のひとつ、チャンドラナス・ヒンズー寺院と、仏陀の足跡を奉納している寺院があることで有名です。毎年2月にはシバ神の祭りが行われ、多くの巡礼者が丘の上を目指してにぎわっています。
世界中から廃船するための船が持ち込まれる解体所があります。世界の海を航海してきた船が最後にたどり着く場所です。巨大タンカーなどがほぼ人力で解体されていきます。巨大な船が満潮時に全速力で岸に向かって突っ込み座礁させ、干潮時にその場で解体されていきます。
非常に豊富で安価な労働力が原動力になっており、世界中から船が集まってきます。解体された鉄は再生工場へ運ばれリサイクルされて、ダッカなどの街へ運ばれ、建設資材などに使われています。廃船から解体された鉄は、バングラデシュにとって貴重な資源となっています。
チッタゴン丘陵地帯にあるランガマティ、バンドルボン、カグラチョリの3つは山地県です。この地の自然は豊かで手つかずのままです。にぎやかな町から遠く、穏やかで観光客が静かに休日を過ごせる場所です。チャクマ、モグ、ムラのような少数民族の音楽と踊りが有名です。バングラデシュの最高峰は4632フィートのタジンドングで、バンドルボンに位置している。ランガマティ県は美しい景色や動植物の宝庫で、バングラデシュ最大の人造湖があり、魅惑的な観光地です。
バングラデシュ国籍以外の方は入域に際して事前の届出が必要です。
チッタゴンから77km、緑生い茂る森林へと屈曲した道は湖水地区の中心ランガマティへと続きます。町は人造湖カプタイ湖の西沿岸に位置しています。ランガマティはその風景の美しさと湖近くの立地で、30以上の少数民族、手織物などで人気の観光地です。手付かずの自然にあふれたエコツーリズムスポットでもあります。訪れる人は少数民族が織り成す豊かな文化に魅惑されることでしょう。
所要時間
ダッカから車・バスで約9時間
チッタゴンから車・バスで約2時間
坂の多いこの街での移動は主にベビータクシーか歩きになります。遠い場所はともかく、自分の足で町を散策するのもひとつの手です。
仏教徒が主に住むこの町のマーケットでは、イスラム教が大部分を占めるバングラデシュのほか地域では見られない物があります。例えば豚肉、筍、山芋、貝などが売っています。それらの食材を使ったこの地ではの料理を出すレストランもあります。地元の人々と交流してみると面白いものが見つかるかもしれません。
ランガマティ市街地の入り口に近いラズバリは現在も子孫らが暮らしているため、外からの見学のみになります。玄関には王家の名残があり、歴代の王の写真が飾ってあります。近くにはランガマティならではの少数民族の手織物を販売している場所もあります。
小高い丘の上にある小乗仏教寺院には修行僧等がおり、仏塔や寄進された黄金の仏像をみることができます。常に参拝客で人が絶えない場所です。
民族文化協会研究所によって運営されている丘陵地帯唯一の民族文化博物館は1978年に設立されました。少数民族の文化や歴史を衣装、装飾品、手工芸品、楽器などの展示物を通して理解を深められる場所です。開館は土~木曜日の午前10時~午後4時までです。
ランガマティからボートで行く680平方kmの人造湖カプタイでは小船やスピードボートでペダティンティン島での食事、シュボロン滝での休憩などを楽しみながらリフレッシュできます。地元民の利用する船以外は30分からの貸切になります。
カグラチョリは雨林に囲まれており、鳥や動物の貴重な住処となっています。心休まる雰囲気の中で自然を楽しみたい方にぴったり な場所です。
四方を山に囲まれた平地にあるカグラチョリタウンでの移動はリキシャが便利です。この丘陵地帯でしか食べられない天然素材の民族料理は味わい深いです。運がよければ米でできたお酒を試すこともできます。地元民に“ニュージーランド”と呼ばれるフィールドで散歩をしながら、日本人に少し似た人々に親しみを感じながらのんびり田舎体験ができます。
市街へ入る手前にある小高いアルティラ地区からはカグラチョリの町を一望できます。また敷地の入り口で竹製の松明とマッチを購入して300もの階段を下っていくと、中に水が流れる洞窟に突き当たり、中を探索できます。
チッタゴンから95km、バンドルボンはモグ族の首長が住む場所です。モグ族は現在で言うミャンマー地方から来た民族で仏教徒です。ここの人々は陽気で素朴です。バンドルボンは音楽と歌で有名なムロン族も住んでいます。この丘陵地帯にはいくつもの民族が人里はなれた地域に住んでいて、その中でも宿泊施設が整ったチムブックは訪れたい場所です。バングラデシュで一番高い山タジンドン(1300m)はこの地域にあります。
所要時間
ダッカから車・バスで約9時間
7~8世紀の仏教遺跡の町。ミルクと砂糖で作られるロシュマロイといお菓子が有名。女性にスカーフとして愛用される「カディ」という布の生産地。マハトマ・ガンジーが一時期住んでいた町で、第二次世界大戦で亡くなった日本人兵士が眠る墓地があります。