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ベンガル人はおしゃれが大好きです。道を歩けばカラフルなサリーやサロワカミューズを着た女性に行きかいます。男性も身繕いに余念がありません。バングラデシュを含むベンガル地方ではイギリス産業革命で打撃を受けながらも綿の織技術が受け継がれ、生活の中に息づいています。ノクシカタに代表される、細かな刺繍も美しいです。またバングラデシュには各地に少数民族が暮らしており、彼らの独特な文様で彩った織物を買うことができます。
これらの織物のほか、バングラデシュの主要な輸出品であるジュート製のバッグや真鍮製品、シルクも有名。また、バングラデシュは各国からのNGOが活動しています。女性の社会的地位向上のため地方で手工芸推進活動を行ったり、ハンディクラフトショップを経営しているので、センスのよい商品や日本人好みの商品を手に入れることが出来ます。そんなバングラデシュのおみやげをご紹介します。
ベンガル地方で古くから作られてきた刺し子です。古着を重ねて、丈夫になるよう表面に平縫いをしたものが起源です。これにデザインを入れたものが商品化されています。ベッドカバーから小物まで鮮やかな布と糸で美しいデザインを生み出されています。このノクシカタ、地域によって伝統のデザインが引き継がれていて、各地のノクシカタ柄を探るのもおもしろいかもしれません。
川沿いの道を走ると、ひょろっとしたジュートの草を見ることがあります。この草を川の水に浸けて表面を腐らせ繊維のみを取り出してジュートを製品にします。こうしてできたジュートは袋や敷物として使われるほか、バッグや部屋の装飾品として使われています。ジュート製のバッグは軽くて丈夫なので、日常の買い物にも活躍しそうです。
ベンガル人家庭でも藤・竹製の家具は多く使われています。虫がつきやすいことと、大型の家具が多いのでおみやげとして持ち帰るのは難しいですが、小さなかごなどはインテリアとしてもかわいいです。
バングラデシュでは真鍮も有名です。元々は台所用品などの生活用品として使われていました。今は装飾品のほか、停電の多いバングラデシュではかかせないろうそく立てや鉢植えとしてもよく見られます。ダッカ郊外のダムライでは今でも職人が真鍮製品を作っている姿を見ることもできます。
牛を聖なるものとして食べないヒンドゥー教の隣国インドと異なり、バングラデシュは牛肉の消費量が多いです。お祝い事には必ずと言ってよいほど牛肉料理が供され、犠牲祭(コルバニイード)ではたくさんの牛が振舞われます。それらの牛の皮を使った革製品が手に入ります。
↑ ページのトップへNGO・BRACが経営するハンディクラフトショップ。
現在バングラデシュの中では最も品揃えが多く、組織的に品質管理されています。衣類から雑貨、書物に至るまでたくさんの商品がそろっているので、1件行くならばここがお勧めです。バングラデシュの物価に比べるとかなり高いですが、大量生産されているためか他のハンディクラフトショップよりは安価な印象を受けます。
ダッカの市内の5店舗の他、チッタゴン、シレット、クルナにも店舗があります。
NGOが経営している。インテリアにもぴったりの雑貨や小物があり、こじんまりとしたお店です。カードや書物も充実している。時々セールがあります。
女性もの、男性もの、雑貨の3フロアで展開しています。サリー、サロワールカミューズ、パンジャビーの種類が豊富です。シルク生地にノクシカタ刺繍が入った小物やショールはお土産にもお勧めです。
草木や藍などの自然素材を使った染め物を製作・販売しています。染物を加工した衣類や雑貨があるほか、布だけの購入もできます。藍染め、草木染のオロナや小物がお勧めです。染め物の様子や商品を加工している様子を見ることができます。
オロンノの上にあり、ビビッドカラーのアートなデザインが多いです。刺繍の入ったクッションカバーや衣類も豊富です。ちょっと変わったデザインのアクセサリーなども手に入ることができます。
北欧NGOが援助するフェアトレードのお店です。
ボナニの住宅街にあり、リキシャ柄のランチョンマットや切り絵のカードがかわいいです。店の奥にはコーヒーショップがあり、生クリーム付のワッフルが食べられます。
NGO・MCCのお店です。手漉きの紙で作ったノートやカードなどの製品やジュートバッグが充実しています。バングラデシュ各地で織られている布もインチ単位で購入できます。
2.3階に衣料、3階には英語、ベンガル語の書物が充実しています。4階は喫茶店となっていて、軽食やミスティを食べることができます。
シレット地区に暮らす少数民族・モニプリのお店。
日本人好みの色柄が多く、商品としての完成度も高いです。かつて日本の青年海外協力隊が手伝っていたこともあり、バングラデシュでは見かけない帽子やのれんなども販売しています。
場所が大通りから奥まったところにある上に看板がベンガル語表記なので、非常に分かりにくいです。プロボルトナでも購入可能です。
キリスト教系のNGOの経営するハンディクラフトショップです。
2階のショールームは普段鍵がしまっているので、見たいときはシスターか販売員にお願いします。敷地内で製品を加工しており、見学することもできます。
カウランバザールにあるお店。
バングラデシュで活動するシャプラニール=市民による海外協力の会や青年海外協力隊がサポートしていたこともあり、日本人好みの商品が手に入れることができます。