ホーム» バングラデシュ基本情報» 旅の安全
油と香辛料が多いベンガル料理に慣れないうちは下痢になりやすいです。また水も硬水で衛生的ではないので生水は避け、ミネラルウォーターを引用して下さい。レストランの氷や水は沸騰水を使用していないことがあります。地域によっては砒素による水質汚染が深刻化しているので井戸水も飲まないほうがよいです。果物以外は火を通したものを食べ、生ものは口にしないことをお勧めいたします。
雨季には湿気と暑さであせも、かぶれ、湿疹、真菌(かび)などの皮膚疾患になる可能性があります。乾季にはホコリと排気ガスにより喉が痛くなりやすいです。特に夏季、雨季(4~10月)には、アメーバ赤痢、細菌性赤痢、腸チフス、ジアルジア症、回虫症、鞭虫症などの疾患がみられます。その他バングラデシュには、結核、ウイルス性肝炎、デング熱、マラリア、フィラリア、破傷風、狂犬病、性病、エイズ、ハンセン病などがあります。蚊、ハエ、ゴキブリ、アリが多く、ネズミやダニのいるところもあります。蚊にはマラリア、デング熱、フィラリアを媒介するものがあるので、蚊帳、蚊取り線香や虫除けスプレーなどでの予防を心がけて下さい。これらは現地で購入可能ですが、蚊取り線香は日本のものよりも強力なため、のど・鼻や皮膚の弱い人は日本から持参することをお勧めいたします。
総合感冒薬、虫刺され用医薬品、虫除けスプレー、目薬、うがい薬などはすぐに入手できない可能性が高いので持参することが望ましいです。
バングラデシュは危険の少ない国と言うことができます。海外旅行の際に注意すべきこと、例えばスリ・置き引きに遭わないよう貴重品は離さない、夜の行動は避ける、などのことに気をつければ危険な国ではありません。むしろ、ベンガル人は道に迷っていれば教えてくれますし、雨宿りをしていればお茶をごちそうしてくれるような、もてなし好きな性格です。ただ窃盗・強盗は発生していますし、集団による計画的な犯罪も起こっていますので、ひとりでの移動や夜間の市内移動、ナイトコーチでの都市間移動は避けることをお勧めします。
最新情報は以下のホームページでご確認ください。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/
(外務省「海外安全ホームページ」)
現在、政治は安定していますが、政党等による抗議行動が起こる可能性があります。事前に情報が流れた時には、ホテルのフロントなどで詳細を確認し期間中の外出は避けて下さい。もしも政治行動が起こった場合には、現場から離れ安全な場所で待機して下さい。集会所やモスクなど人の集まるところは通らないで下さい。
ダッカ市内においては、国会周辺、ファームゲート近辺、ダッカ大学、モティジールの商業地域、ポルトン広場等は常に集会、デモの集散場所となっています。また、トンギ、シャバール、ミルプール、テジガオン等の工場集中地域は、工場労働者による暴動が発生することがあります。
ハルタルは、政党や大規模な労働組合・団体等が、主に現政権に対する批判をアピールするために呼びかけて行うゼネストです。期間中は、バス、鉄道、航空便(国際線の欠航含む)、船舶等の交通が不通となります。
スィーズは、対象組織や地域を取り囲む、封鎖するものです。例えば、選挙管理委員会事務所や首相府、大規模なものになるとダッカ市への出入を出来なくして、機能不全を図る抗議行動。地域のスィーズに際しては、交通網が封鎖されるため、都市間の移動が制限されます。通常デモ行進の後に行われます。行進の最中には路上の車両や沿道の商店等が破壊されることもあります。野党連合等が呼びかける大規模集会(グランド・ラリー)は、全国各地から支持者がダッカ市に集まるため、実施日の前日・翌日には上京・帰省のためのバスやトラックで道路が渋滞したり、破壊活動が行われたりする可能性があります。
↑ ページのトップへ車輌は日本と同様左側通行ですが、スピードの出し過ぎ、反対車線走行、譲り合わない等、交通マナーは非常に悪く交通事故が頻繁に起きています。スピードを出し過ぎている場合は運転手に「ゆっくり!(アステ)」と注意を促すことも必要です。道路を横断する時は、急がずに確実に渡れるタイミングを見計らって渡ります。また、バスに乗車する際に、人がワっと群がるので押し倒されて怪我をしないよう注意してください。
また、ダッカでは交通渋滞が発生しやすく、特に平日の午前9時頃と夕方の6時頃は深刻です。移動の所要時間は読めないと思って行動するよう心がけてください。
全警察交換台(全ダッカ市内)現在地をオペレーターに知らせると、所轄の警察署に転送してもらえます。
バングラデシュでは毎年、中小規模の洪水、サイクロンが発生しています。サイクロンの発生時期は3~5月、10~11月で、特に被害が大きいのは南部海岸の地域です。洪水は雨季の6~10月に発生し、多量の降雨と国外からの水の流入によって、大規模な災害になることもあります。特に被害を受ける地域は、シレット、モウルビバザールといった北東部の地域です。3~4月ごろ、ひょうが降ることがあります。地震は少ないです。
↑ ページのトップへ